OODAループとPDCAサイクル

知識

ここ数年注目されているOODAループと言う言葉について記事にしていこうと思います。
自分は工場勤務なのでPDCAサイクルの方を使うことが多いのですがOODAループの方も使うので参考になると思います。
OODAループとよく比較されるPDCAサイクルについても説明していきます。
使用の仕方やPDCAサイクル、OODAループの違いなどについても説明していくので知らなかったと言う方は活用の仕方を覚えて会社員としての仕事や副業などにも生かしてください。

PDCAサイクルとは?

Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、act(行動、改善)のアルファベットの頭文字をとってPDCAサイクルと言っています。
PDCAと略すこともありますが意味は同じです。
PDCAサイクルは主に日本で使われており品質管理をメインに扱う手法です。

PDCAサイクルの使い方、具体例

PDCAサイクル

PDCAサイクルは工場勤務でなくても使われていると思うので身近に感じる人も多いかもしれませんがすごく簡単に具体例も載せておきます。
今回の例は会社以外の収益を得る様にすると言う想定で行います。

Plan(計画)

目標を設定するフェーズです。
目標設定だけでなく目標に対して何を行うのかも具体的に計画します。

例 

  • 会社以外で1年後に月3万円を稼げる様にする(目標)
  • ブログを行う(計画)
  • 3ヶ月後に5000円、6ヶ月後に10000円(計画)

Do(実行)

計画をしたものを実行に移すフェーズです。

例 

  • ブログを始める

Check(確認)

実行した内容を確認する。計画通りに進んでいるか、計画通りに行かなかった場合はなぜ行かなかったのかの問題点の洗い出しをします。

  • 毎日投稿していた
  • 収益0円
  • 広告がない
  • 目標金額を入れたが収益化の方法を考えていなかった

Act(行動、改善)

確認後に今後どのような改善、対策をしていくのかというフェーズです。
Checkの部分で仮説が間違えていたら改善されていかないので根拠のある仮説をもとに改善、対策をしてください。
改善点が出たら改善点を Plan(計画)に入れてまたPDCAサイクルを行なっていきます。

  • アドセンス広告を貼る
  • アフィリエイトで収益化する

PDCAサイクルの流れはこんな感じで行います。ほとんどの企業で使われているので身近に感じる人も多いと思いますが元々は品質をメインに扱う方法で細かく計画して行うのでPDCAサイクルには遅いと言う欠点があります。
本業は廃棄物の処理費、固定費などの改善でPDCAサイクルを回しています。

OODAループとは?

Observer(状況、観察)、Orient(方向付け、状況判断)、Decide(決心)、Act(行動)のアルファベットの頭文字を取ってOODAループと言っています。
OODAと略す事もありますが意味は同じです。
OODAループは空軍から生まれた提唱で意思決定プロセスのことを指します。

OODAループの使い方、具体例

OODAを使用

OODAループの使い方は見える様にしてないだけでスポーツをしたことある人は身近に感じるかもしれませんが今回はビジネスに関係ないですが簡単に具体例を出してみます。
今回は旅行に行くと言うテーマにしてみます。

Observer(状況、観察)

状況、観察をする場面で今の自分の周り環境、状況なるべく多くの情報を手に入れます。

例 

時期、休みの日数、移動手段など

Orient(方向付け、状況判断)

得た情報を元に仮説を立てたり過去の経験を生かしながら方向付け、状況判断をします。

例 

12月だから温泉が気持ちいい、車で行ってもスタッドレスもあるし雪道も大丈夫、休みも少ないし遠出はきついかなそうすると近場の関東あたりかな

decide(決心)

方向付け、状況判断の結果から何をするのか導き出します。

例 

関東の温泉について調べる

Act(行動)

決心した内容を実行します。

例 

関東の温泉について調べる

OODAループはこんな感じの流れになります。
具体例の方は目的地を調べるところで終わっていますがそこからまたOODAループを行い最終的に目的地を決めると言う流れになります。
OODAループは個人で行うため周りとまとまり難いと言う欠点があります。
本業は主にトラブルがあった時に対応した人のプロセスをOODAループにしてどんなことをしたのか等を見える化していて将来全員が迅速に動けるようにOODAループのトレーニングみたいな感じで使用しています。

まとめ

PDCAサイクルは品質管理に使用するのが効果的になると思いますが今の時代の経営にはサイクルが遅く不向きかもしれません。
OODAループは経営者やリーダーといった人の上に立つ人が使う分にはとても効果的だと思いますが下の人間も使い始めると組織としての機能が難しくなります。
お互いに向き、不向きがあるので結局のところ使い分けが大事と言うことだと思います。
PDCAと言う言葉は周りでよく聞くけどOODAやVUCAと言う言葉は聞かなかったので記事にしてみました。OODAはVUCAへの対応方法の一部なので知っておいて損はないと思います。
以上参考になれば嬉しいです。


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